【2】おっぱいのお話
なぜ、「おっぱい」がいいのでしょう。
赤ちゃんにとって・・・
●おっぱいを吸うことによってお母さんを信頼し、赤ちゃんの心を育てます。
●病気から赤ちゃんを守ります。
…おっぱいにはアレルギーや病気から守る免疫物質がたくさん含まれています。
●良質のたんぱく質・脂肪・ビタミン類が含まれ、一番消化しやすい。
…ちょうど良い温度や濃さであり、新鮮で衛生的です。
…赤ちゃんの成長に合わせて成分が変わります。
●あごの発達を促し、歯並びもよくなります。
…あごや口をしっかり使うので、脳を刺激し発達を促します。
お母さんにとって・・・
●おっぱいを吸わせることでホルモンが分泌され、子宮の収縮を促し、産後の身体回復を早めます。
●カロリーが消費され、自然な産後ダイエットになります。
●簡単で経済的。
…哺乳瓶を消毒する手間がいらず、手軽。
おっぱいはお母さんから赤ちゃんへの最高の贈り物
こんな素敵なおっぱいをあげたいと思いませんか?
【3】 おっぱいのお手入れ
妊娠中の皮膚の鍛錬と、おっぱいをよく出すために・・・
妊娠中の乳首のお手入れの注意
●乳首をせっけんで強くこすったりして洗わないこと。
…乳首を保護している分泌物が流れてしまいます。シャワーで流すだけで、充分に清潔は保たれます。
後期になったらはじめてほしいお手入れ
●乳管開通法を行っていきましょう。
1) 乳輪の境界線を、親指・人差し指・中指でゆっくり押します。
2) 押した3本の指の腹を合わせるようにしてつまみます。
3) つまんだままで乳首の先のほうに向けて、ひきのばすようにします。
4) そのまま、3本の指で乳首と直角になるように持ち、指の腹で乳首をこよりを寄るように、
繰り返し揉みます。
乳首の乳垢取り 「オリーブ油湿布」
●オリーブ油に浸した綿を乳首に湿布します。
※オリーブ油は、薬局でご購入いただけます。
乳首がぺちゃんこな場合と、引っ込んでいる場合のお手入れ
●乳首がぺちゃんこな状態のことを「扁平乳頭」、乳首が引っ込んでいる状態のことを「陥没乳頭」と言います。「扁平乳頭」や「陥没乳頭」の方は、以下のようなお手入れを行ってください。
1) 乳首の付け根に両手の親指をおき、乳腺に向かって奥のほうに押します。
2) 両親指で乳首を持ち上げるようにして引き離します。
3) これを準備運動として数回繰り返し、乳首を引き出します。
妊娠中におっぱいの手入れをしてはいけないとき(36週以前)
●乳首に刺激を与えると下腹が張ったり、不快を感じたらやめましょう。
●乳首にちょっと触れただけでピリピリしたりするときもやめましょう。